クリスマスになると思い出す物語 ＊クリスマスキャロル＊

年内に、不要になった物を断捨離をしようと片づけをしているのですが・・・ついつい、懐かしの本や絵本を手にとって読み返してしまいました。

何度かの断捨離を経て、手元に残っている本の中の一冊。

 チャールズ・ディケンズの『クリスマスキャロル』

何度も映画化もされていて、有名なお話ですね。（一番新しいものでは、2009年にディズニーが３DCGで映画化。監督はバック・トゥ・ザ・フューチャーのロバート・ゼメキス監督）

強欲で冷徹な初老の商人スクルージが、クリスマスの前夜に現れた3人の幽霊（過去・現在・未来の精霊）と共に時を越える旅をし、改心して、クリスマスを境に人生を変えていくお話。

アメリカでは学校の教材とされていたりして、皆が知っている物語です。うちの子が小学校の時、全員参加の演劇もありました。

わかりやすいストーリーだし、考えさせられる内容だし、最後はハッピーエンド。とても読みやすい本です。

私も何度か読みましたが、最初に読んだ頃は、もっと単純にさらっと読んでいたような気がします（その時はその時で思うことがあったとは思いますが・・・・・）。

これがまた、 年を重ねてから読むと、もっと胸に刺さるものもあります。（主人公が初老というのに、今の自分の年齢が近いからでしょうか）。　あの冷徹で金儲け一筋の主人公の事も、また違う目線で見えてきたり、身につまされたり。

時間の旅をして、自分では見たくなかったであろう光景を目にする時はかなり切ないです。しかしその後改心して、満たされた人生を送る結末には心温まります。

『人生を豊かにするのは何なのか』『今どう生きるかが、未来に繋がる』ということを考えさせられ、教えられることの多い物語だと思います。　普段あまり考えず日々過ごしていますが、立ち止まって思い出すきっかけになります。　（いやいや、普段から、考えなきゃですね・・・）

素晴らしい物語って沢山ありますが、このクリスマスという時期になると、必ず思い出されるというところがすごいですよね。

クリスマスの楽しい雰囲気を感じつつ、周りに優しくしようと思える幸福感。

思わず再読してしまい、 クリスマスの思い出に浸りながら、懐かしんで、

なんか、クリスマス気分がより盛り上がってきたわ～と、良い気分になりました。

が・・・・、

そんなことをしていたので、結局断捨離が全然進んでいない～。

側でひとり遊びしながら付き合ってくれていたピピもあきれ顔（？）。

 　　　『何、やってんの～。』

時間がない時に、思い出の物には手をつけてはいけませんね・・・・。わかっていたのに・・・やってしまいました～・・・。